WordPress多言語対応マルチサイトマニュアル
LIQUID PRESS MAUNAL-
WordPress多言語対応マルチサイトマニュアル
多言語対応テーマとマルチサイトを利用して、多言語サイトを構築することができます。
ブローバルサイトやインバウンド(訪日外国人)向けサイトなどを簡単に構築することができます。
LIQUID PRESS では、インターナショナリゼーション(国際化/i18n)、自動言語切替リンク、切替ウィジェット、Google推奨の言語アノテーション(hreflang) による多言語サイトSEOなどに対応しています。
※記事の翻訳機能はありません。別途翻訳サービス等をご利用ください。多言語化方法の比較
多言語対応テーマとマルチサイトを利用することで、言語別にデザインやコンテンツを作成することができます。
多言語対応テーマ
マルチサイト利用多言語対応プラグイン メリット - 言語別のデザイン変更が簡単
- 言語別にコンテンツを作成できる
- メニューやウィジェットが言語別に設定できる
- 管理者ユーザーを言語別に作成できる
- プラグイン同士の干渉リスクがない
- 言語別記事の作成、管理が簡単
- ひとつのサイト、ひとつテーマで管理できる
デメリット - マルチサイト作成or複数WPが必要
- 言語別記事の作成、管理が必要
- 言語別のデザイン変更が難しい
- 言語別にコンテンツを作成できない
- メニューやウィジェットが言語別に設定できない
- 管理者ユーザーを言語別に作成できない
- プラグイン同士の干渉リスクがある
-
多言語対応テーマ
LIQUID PRESS
項目 テーマ搭載 拡張プラグイン 対応テーマ LIQUID CORPORATE LIQUID PRESS シリーズ全て 言語設定 3言語まで対応
言語コード、表示名、階層5言語まで対応
言語コード、表示名、階層言語自動判定切替 する/しない カスタムフィールド 言語切替リンク除外設定
名前: lang / 値: noneウィジェット 言語切替(ヘッダー自動表示) 言語切替(拡張) » CORPORATE » プレミアムサービス 多言語対応方法
サイト構成
多言語対応テーマでは、下記のようなディレクトリ型とサブドメイン型のマルチサイトで多言語化が可能です。
あらかじめ、各サブドメイン等にアクセスできる状態にしてください。
New サブドメイン型にも対応しました。例1(ディレクトリ)
- 日本語: https://www.example.com/
- 英 語: https://www.example.com/en/
- 中 文: https://www.example.com/zh/
例2(ディレクトリ)
- 日本語: https://www.example.com/ja/
- 英 語: https://www.example.com/en/
- 中 文: https://www.example.com/zh/
例3(サブドメイン)
- 日本語: https://ja.example.com/
- 英 語: https://en.example.com/
- 中 文: https://zh.example.com/
-
マルチサイト作成
WordPressのマルチサイト機能を利用して、言語別WordPressサイトを構築する方法をご紹介します。
なお、マルチサイトではなく、WordPressを複数インストールする方法でも利用可能です。その場合は複数サイト構築後、テーマの設定に進んでください。マルチサイトの詳しい解説は公式ドキュメントをご覧ください。
※マルチサイトについては、WordPress標準機能のため、サポート対象外とさせて頂いております。1. 既存サイトの場合は、データベースとファイルのバックアップを取得します。
※WordPress本体はドメイン直下にインストール推奨です。2. マルチサイトの許可をします。
wp-config.php ファイルを開き、/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */ よりも上に次の行を追加し、アップロードして上書きします。define ('WP_ALLOW_MULTISITE', true);
3. ネットワークの設置をします。
管理画面>ツール>ネットワークの設置 メニューが追加されているので開きます。
※プラグインを無効化するようメッセージが表示されたら、プラグインを無効化します。
設定を確認します。
ネットワーク内サイトのアドレス「サブドメイン」または「サブディレクトリ」を選択します。
※この設定は後から変更できません。
※WordPress本体のインストール場所等によっては選択できるアドレスが制限されます。
「インストール」ボタンを押します。4. ネットワーク設定の有効化をします。
wp-config.php と .htaccess に追加、置換すべき内容が表示されます。
各ファイルを更新します。5. サイトネットワーク管理者設定をします。
再ログインすると、「サイトネットワーク管理者」メニューが追加されます。
※今後、テーマやプラグインは「サイトネットワーク管理者」メニューから有効化します。
※投稿や固定ページ、テーマ設定などは各サイトの管理画面ダッシュボードから行います。 親サイトが作成されていますが、デフォルトでは投稿URLに「blog/」が追加される場合があります。
これを削除するには、サイトネットワーク管理者>サイト>設定 から「Permalink Structure」の「blog/」部分を削除して「変更を保存」します。 ※環境によっては「blog/」が追加されない場合もあります。その場合は設定不要です。 ※サイトのダッシュボード>設定>パーマリンク設定 はこの設定の後で行ってください。投稿ページが 404 Not Found になる場合は、パーマリンク設定を一旦「基本」にして保存した後、再度設定し直すと解決します。6. サイトネットワーク管理者>サイト>新規追加 からサイトを追加します。
「サイトのアドレス」は、サイト構成の例のように、ISO 639-1言語コード(ja, en, zh など)をサブディレクトリ名にします。
また、「サイトのタイトル」、「サイトの言語」を選択します。 -
テーマの設定
サイトネットワーク管理画面からテーマをインストールおよび「ネットワークで有効化」します。
動画マニュアル
管理画面>外観>テーマ から各サイトでテーマを選択します。
管理画面>外観>カスタマイズ>多言語対応 からサイト別に設定をします。
下記を参考に設定してください。下記はサイト構成(例1)のタイプです。例:日本語サイト / 英語サイト -
言語切替
ヘッダーに言語切替リンクが自動的に表示されます。
また、言語切替リンクを、ウィジェットとして好きな場所に設置することもできます。
管理画面>外観>カスタマイズ>ウィジェット から「言語切替」ウィジェットを選んで配置します。 -
サイトの言語
WordPress管理画面>設定>一般設定>サイトの言語 をサイト毎に設定します。 LIQUID PRESS は、国際化対応テーマですので、サイトのUI表記やHTMLタグ、多言語SEOに反映されます。
別途、管理画面の言語は、ユーザー>プロフィール編集>言語 からユーザー毎に変更することが可能です。
また、翻訳ファイルを追加することで様々な言語に対応することができます。
詳しくはWordPressの翻訳ファイルを編集するPoeditの使い方をご参照ください。 -
パーマリンク
推奨設定
WordPress管理画面>設定>パーマリンク設定 をサイト毎に設定します。
/%category%/%postname%
-
日付のフォーマット
WordPress管理画面>設定>一般設定>日付のフォーマット から設定します。
詳細なカスタマイズについては、日付の書式をご覧ください。 -
記事の設定
各言語の投稿や固定ページのパーマリンクの「URL スラッグ」名を同じにします。
これだけで言語間の自動リンクや多言語SEOが機能します。
※コンテンツの翻訳機能はありません。例
- 日本語: https://www.example.com/responsive-web-design
- 英 語: https://www.example.com/en/responsive-web-design
- 中 文: https://www.example.com/zh/responsive-web-design
また、他言語版へのリンクを表示したくない場合は、カスタムフィールドを新規追加し、下記のように入力します。
名前: lang / 値: none -
子テーマの作成(任意)
テーマカラーやスライドショーなどは、言語別サイトの管理画面から変更することができます。
別途、言語別にレイアウトなどをカスタマイズする場合は、子テーマの作成がおすすめです。
子テーマについて詳しくは子テーマの作り方をご覧ください。カスタマイズしない場合は不要です。