出版社で募集している漫画賞に自分の漫画を応募することです。 投稿する作品は未発表のオリジナル作品に限られます。 地方在住で、直接出版社へ持ち込みができないない方にオススメです。 投稿の場合、同じ作品を同時に違う賞に応募するのは好ましくありません。
体験談はこちらをご覧下さい。
原稿について
原稿は一般的に、B4版(雑誌の1.2倍の大きさ)135kgまたは110kgの紙を使い、黒インクか墨汁で描きます。 近年ではデジタル原稿で応募できる賞もあります。 デジタルの場合は、データを保存したCD-RやMOにプリントアウトしたもの(コピー用紙でも可の場合有)を添付したりします。
枚数
規定枚数は漫画賞やジャンルによって異なります。枚数自由の賞も多くあります。 規定枚数が定められている場合は厳守しましょう。 多少の枚数オーバーは容認される場合もありますが、受賞対象外となる場合もあります。
応募要項
原稿の最終ページや最初のページ(応募要項による)の裏側などに、 住所・氏名・年齢・職業・電話番号などを応募要項に従って記入します。
その他
アシスタント志望の方は原稿の最終ページの裏側にその旨を記入したり、 履歴書を同封したりします(応募要項による)。
郵送
投稿には郵便が主流で、宅配便は不可の漫画賞が多いです。 B4原稿の場合「定形外郵便物」になるので、 角形0号(横287×縦382mm)の封筒に入れて郵便局へ持って行きます。 原稿が折り曲げられたり、汚れてしまわないよう、原稿の扱いには十分に注意します。 厚紙などで原稿用紙を挟んで封筒に入れたり、ビニールに入れて防水します。 クッション材入りの封筒なども100円ショップにあります。 さらに、封筒の表面に「二つ折り厳禁」など赤マジックで大きく記入します。 宛先の最後には「御中」(敬称)を記入すると良いです。 ちなみに、既に担当編集者さんがついている場合は、担当宛に送ります。 封筒の裏面には自分の住所氏名を記入します。 ポストに投函する場合は切手を忘れずに。
〆切については、「消印有効」になっている場合、出版社に届いた日ではなく、消印が押された日になります。 〆切当日に投函しても、その日のうちに中央郵便局まで届き消印が押されれば大丈夫です。 が、余裕を持って投稿しましょう。郵便料金
郵便料金は重さによって異なります。 事前に確認してポストに投函することもできます(角形0号でも大きいポストなら入ります)が、 郵便局の窓口に行くのが確実です。
基本料金 定形外郵便物 50gまで 120円 100gまで 140円 150gまで 200円 250gまで 240円 500gまで 390円 1kgまで 580円 2kgまで 850円 4kgまで 1,150円
返却
原稿の扱いについては、出版社や賞によって違うので応募要項をよく確認しましょう。 基本的には原稿は返却されないので、自分であらかじめコピーをとるなどして控えておきましょう。 返却希望と明記して、返却用封筒を同封すると、返却される場合もありますが、 確実に返却を希望する場合は、応募要項で返却可能となっている賞に応募しましょう。
批評
批評を返送してもらえる賞もあります。 批評希望の場合、専用の封筒と切手を同封して送る必要がある場合があります。
原稿の行方…
返却希望でない原稿は1年間1ケ所にまとめておかれいて、編集者の誰もが手の空いた時に見られるようになっており、 選考にもれてしまっても、忘れた頃に編集部から電話がある、との情報もあります。