持ち込み体験談 3

2003/04/01
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夜街ライトさん

03/03/10

1月下旬の事ですが、某エニックス系列の出版社に初持ち込みに行って参りました。前日予約の電話をかけ、学校が終わった後速攻で東京に上京。場所はS英社、S学館ビルのすぐ近くにありました。(雑誌に、殆ど役に立たない大雑把に描かれた地図を頼りに行った挙句、小一時間ほど道に迷いましたが、なんとか自力で見つけましたとも)お世話になった方が20代後半〜30代前半位の男性編集員。早速作品を読んで頂いたのですが、待ってる間、アンケートを描かされました。その内容とは・・・
・住所、氏名、年齢 ・マンガ歴 ・持ち込みに来た目的 ・今までに描いた作品数 ・投稿回数、受賞歴 ・影響を受けた作家 ・好きな作品 ・マンガ以外にはまっているもの ・描きたいジャンル ・自分のセールスポイント ・アシスタントの希望・・・です。
こちらが先に書き終えてしまった程編集さんは作品をじっくり読んで下さっていました。そして読み終わった後、編集さんは開口一番、「同人はやっていらっしゃいますか?」・・・作品の事を言われると思いきや、それかいっ!!!! いや、確かにオタク系雑誌だとは前々から思っていましたよ。でもそんなストレートに(汗)自分の作品、そんなにオタクっぽかったかっ!?(しかもジャンル、発行部数まで事細かく・・・)
それからアンケートを見て色々質問されました。一番多く話したのが、「アシスタント関連」、「好きな作家」、「影響を受けた作品」の順でした。そしてたまに世間話も(笑)その後いよいよメインに。
まず絵柄について突っ込まれました。「下手ではないが、皆に好かれる絵とそうでない絵の中間的な絵柄。今後に期待。ファンタジーを描く人は特に重要です。(自分ファンタジー希望でしたので)ファンタジーは現代モノに比べて読む人は少なく、読むとしても絵で選ぶ人が非常に多い」・・・だそうです。つまり男はかっこよく、女はかわいく今風の絵を描けということでしょうね。次にコマ割り。「無駄ゴマが多い。どれが必要で、どれが必要じゃないかをよく見極める。あとはコマ割りをかっこよく工夫(特にアクションシーン)」友人からも言われていた事なので納得。「キャラクターが読者を置き去りにする時がある。」描いてる時にテンションが上がりまくってキャラが暴走するって事でしょう多分・・・(身に覚えが・・・)とりあえず主に言われたのがこれらでした。一方的に言われたのが悪いところしかなかったので、質問の有無を尋ねられた時に良いところを聞きました。しばらく悩んだ末、「一番はよくこれだけのものが描けたということでしょうか。(64Pの、貼らなくていいだろうって所までトーン貼りまっくたので)投稿歴がないとのことですが、なぜ今まで投稿をしなかったのでしょうか?」技術の事より情熱だけは認めて頂けました(笑)嬉しいんだか悲しいんか複雑・・・(^-^;)
そんな自分でも賞に回して頂き、しかもアシスタントの仕事までも紹介して頂けました。結局約1時間、どんな小さな事でも丁寧にお答えして頂き、交通費かけて来た甲斐が十分にありました。今現在、早速アシに入り、4月下旬に出る回して頂いた賞の結果待ちですが、また作品描いて、今度はここだけでなく、別の色々な所に回ってみようと思います。

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ひろさん

03/03/07

某4コマ雑誌に持ち込みをしてまいりました。

生まれてはじめての持ち込みなので
えらいこと緊張してたんですが、
ふんわりとした感じの優しいおねーさんが
ゆっくり丁寧に原稿を見て、沢山アドバイスをしてくれました。
読んでる時にちょこちょこ笑ってもらえたり
「このセリフが好きですね」とか言って貰えたのがすごく
嬉しかったです。

絵・セリフまわしなど「センスありますね」とか
褒めていただけたんですが
やはり【対象年齢】についてご意見をいただきました。

「この雑誌を読んでいるのは20代〜30代くらいの人ですから
その人たちがすんなりと入っていける、違和感の無いものが
良いんではないかと思うんです。」

私の描いていたものは若干、対象年齢設定が若かったようです。

その他にも「せっかく絵があるんだから、絵だけで落とすネタを
もう少し」等々、いろいろなアドバイスをいただきました。
4コマ漫画は単純そうに見えて奥が深い…!というのを
すごくじんわり痛感しました。


…それにしても今回、原稿を見てくださった方が
私の大ッッ好きな作家様の担当者さんだったので
自分の原稿よりもその方についての面白エピソードで
大盛り上がりをしてしまいました。(笑)

いやでも色々為になりましたし、自分自身の今後の課題も見つけられました。
おねーさんにも「頑張ってください」と言ってくれたので
またじわじわ頑張ろうと思います。

でも交通費がかなり痛いので次は投稿に…しておこう…かなぁ…。

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一発さん

03/03/03

週刊少年ジャンプのスカウトキャラバンなるものがあると、前日に弟から聞いて、エエッ!!?とか思って、焦って徹夜で31ページのネームを描きました。あん時はよーできたなとか今では思いますが、何せ、地方なもので、東京なんて電車賃が高くて高1の俺にはいけませんから必死でした。で、チャリで会場まで行って、整理券を貰いました。人数に制限があるとか書いてあったので、8時30分頃に貰ったんですが、整理券には、1時とか書いてありました。今考えると「は?」って言いたくなりますが、でもその時は、ラッキーとか思って、ベンチでネームを直していました。行き交うオバサンヤ子供たちの冷たい視線を浴びながら…で、時間がきて、会場入り口あたりにそれらしき集団がいたので、そこらへんでうろうろしてたら、「スカウトキャラバンの人はこっちにきてくださーい」とか言われたので、黙ってついていったら、なぜか俺が先頭になってました。おいおい、止めてくれよ俺は初めてなんだよって思いましたが、まぁ別にどうでも良かったので、そのまま行きました。待合室みたいなとこに着き、ベンチに座って待てって言われたので、座って周りの様子を見ることにしました。俺より年上ばっかでした。
しかも、皆親しげにしゃべりだして、俺だけはぐれメタルでした。そしたら、向こうの扉が開いて、「どうぞー」って言われました。で、最初は誰かなとか思ってたら、皆の視線が俺に向いてました。俺かよ…とか思いながら、部屋につれられていきました。4畳ぐらいの部屋に、机と俺と向こうの人だけ…向こうの人は、色眼鏡をした、大学生風の人でした。で、「じゃあ早速漫画見せて」って言われたので、渡して、ジーッと上目使いで、彼を見ていたら、そのページをめくる速さは尋常じゃありませんでした。しかも、ギャグなんか入れてないのに、途中で「フッ」とか言われました。で、一通り読んだら、「えっと、ロボットっぽいものが出てくるけど、コレじゃロボットがわかる人には解かるけどロボット知らない子供とかにはわかんないよ。」って言われました。何か説明不足だったようです。んで、後は魅力的な表情を出せとか、一回は負けそうにしろとか、そういうことを言われて、改めて週刊少年ジャンプが少年向けであるという事を実感したのとともに、1日で上げたテキトーなネームを見て下さった編集者の人への感謝の気持ちが湧き上がってきました。そして、原稿用紙と、原画見本帳とかいう漫画の攻略本みたいなのを貰って、自分にはまだまだスキルが足りないから、もっと努力しようと思いながら帰りました。でも、眠かったので、寝ました。そしたら、そんな日に限って、中学の頃の同級生が遊びにきたので、むかつきました。で、今日何したかを話したら理解して帰ってくれるだろうと思って、今日のいきさつを語ったら、「俺にも見せて」って言われました。あんだけ言われたものを見せたくないし、そしてさっさと帰って欲しいので、「捨てた」と言ったら、彼は何故か、俺の部屋で7時まで延々とギターの弾き語りをしました。「死ね」と思いました。でも、漫画家の苦労と言うものが少しはわかった起がしたし、何か色々教えてもらったので、万万歳でした。

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菌さん

03/02/03

初めて持ち込みをしたのは高校1年の時、その頃は全てが未熟でしたので、まさに惨敗でしたが・・・あれから数年。

現在22の私。
もういい加減何かしらしないと一生漫画家になれないと思い、一念発起で先日持ち込みをしてきました。
ここの体験談を見る限り「相当アレコレ突っ込まれるだろうな」と弱気な気持ちで突撃。
意外と狭いと感じた編集部。独特の空気が流れ。かなり緊張〜(^_^;)
イキナリ、コーヒーを出していただきましたが、飲める訳もなく、ただただ原稿(ちなみに下書き段階です。)を差し出す私(笑)

以前1度高校時代、別の編集部に持ち込んだ時は「本当に読んでるのか?」と思うくらい早くページをパラパラめくられた記憶がありましたが、今回はゆっくり隅々まで目を通して頂けました。(下書きなのに)
「おぉ!読んでくれてる!!」ってカンヂで(笑)

んで、気になる第一声。・・・「絵がうまいですね」・・・
はい?(・_・?) 一瞬我が耳を疑いました。でも次に出てきた言葉も「コマ割のセンスは特に抜群ですね。ここまで出来る人はそうそういませんよ」
「特にコレといった欠点もなく・・・これをペン入れしてそのまま出しても何かしら賞はとれますよ」

・・・あ、あれぇ? マジですか? 誉められてますよ自分。
予想外の展開。
しかも「ではこの作品、出していただけるのでしょうか?」ときました。
更に加えれば「なんか僕が○○さん(←私の名前)の担当になろうって思惑が見え見えですみません」

一体どうなってんすか!?夢ですか?
↑普通そう思いますよね?
で、終始そんな感じで話が進んでいき、最終的には『台詞にちょっとした修正をして賞に投稿する』という事で講談終了。

わーい!!☆(ノ^□^)ノ 番万歳でした☆
こういう展開も世の中にはあるんですね!
ですが、コレに浮かれず、常に初心の気持ちで次回の持込に挑戦したいと思います。

まとめとしまして。私がこの体験談で言いたいのは「それなりの実力があれば向こう側(編集部側)もそれなりの評価をして下さる」という事。
持ち込みをしようかどうか迷ってる方!こういう結果になる事もあります!是非挑戦しましょう!

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鈴根らいさん HOME

03/02/03

持ち込の体験談が掲載してあります。
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=raisuzune

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ゆきのさん

03/01/15

二度目の持ちこみに行って来ました。
前回の教訓を踏まえ、今回は2社回りました。本当は三社行きたかったのですが、あちら様の時間の都合上、どうしても3社目まで回れなかったので…。

ふたつとも少女誌で、1社目は集英社さんです。
前回の方と違う方でした。
やはり言われたのは「主人公がどういう子か分からない」でした〜☆
できるだけ元気のいい直情的な子…と言う点を意識したのですが。
それで、私は『漫画を普段読まない人でも読める、分かり易いかき方と内容』を意識していたのですが、その点は『対象年令は強く意識した方がいい』と言われました。その点で『描き方』が決まってくるそうなので…。
ただ、私の上記の目標に関しては『そう言う漫画は、あなたは描けますよ』と言われ、目標は一個クリアと言う感じです。
で、結構背景を気を使って入れたのですが、「主人公の女の子からすれば、好きな男の子を見ている時は彼以外見えてないから、背景はない方がリアルなんだよね」と言われ、おおそうか!!…と思いました。
「流れを先に作ってるから、キャラクターを無視して話を作っている」と言われ、骨身にしみました。台詞回しとか、都合で「言わせている」ところが確かにありました。『この人だったら絶対こうする、こう感じる、と言う点を大事にしましょう』と。
あとは『あなただけの個性を』と言う点を強く指摘されましたね。
思い込んでいること、私なりの見方など、くどい様な長い質問にも丁寧に答えて頂いて、自分の思い違いや考えの甘さ、未熟さを再び確認しました。

2社目は秋田書店さんです。
集英社さんは投稿もしたことがあったのですが、こちらには本当に初でした。でも、『プリ○セス』と言う雑誌を読んで、とても個性的な方ばかりだったんで素敵だなぁと思いまして。
ここでも実は上記と同じ事を言われました…☆ やっぱり…と思いました。

でも、ここでの一番の収穫は、『オーディションの星』と言う、漫画スクールのテキストを頂いた事です!! 初投稿・持ちこみの方には下さるそうなのですが、これすごくいいです(笑)!! 疑問が全て氷解しましたよー!(だからもう大丈夫とまで言えませんが・苦笑)
私は『り○ん』の漫画スクールに投稿して、指導用テキストや教材(?)を頂いたことはあったのですが、…えー、今までに読んだ『漫画用教材』の中で一番わかりやすかったです!!
これだけでも、色んな雑誌に持ちこみ(投稿)してみるモノだなぁと思いましたよ!
『キャラクターのインパクトの出し方・作り方』など、私が基本的にストーンと落としていた部分が、とっても具体的に出ていました。なるほどと思いました。私、何もわかってなかったんだなぁ、と思いました。

結局、2社とも、その雑誌に『投稿』して、(デビュー「するにしても」)『漫画スクールからのデビュー』と言う形をとるため、「こちらにこの作品を(批評後)投稿されますか?」と聞かれたので、2社目の秋田書店さんにお願いしました。
(ちなみに集英社さんでは「32枚は描けないと困ります」と言われ、秋田書店さんでは「うちは30枚以内が好ましいのですが」と言われ、各所の違いも知りました。ちなみに私の今回の持ちこみ、32枚でした。ちょっと、しまったなぁと…。)

今回の結果に関しての友人知人の励ましからも、色々学びました。
方法論は入手可能です。でも、それをどう自分で、人生経験とか練りこんでいくかは、本当に自分次第だなぁと痛感しました。

また頑張ります!!

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イコさん

02/12/26

12月6日、集英社のり○んに持ち込みに行ってまいりました。

担当さんと連絡をとりながらきたので
全然迷うことなく到着。
受け付けはお姉さんじゃなくて
おじさんが二人いました。(笑)

案内されて担当さんと大きな部屋へ。
よっこいしょ と 担当さんと向かい合って着席。
「…。」担当さん、何かを待っている。
私、緊張のあまりボーっとしている。(爆)
担当さんが重い口を開き「あの、原稿…」と一言。
やっと気づいて慌ててゴソゴソカバンから原稿を出し担当さんに渡す。

じーーーーーーーーーっくりと、読み始める担当さん。
じーーーーーーーーーっとそれを凝視する私。(恐いよ)
あの時間はかなり長く感じたです…。

読み終えると、
「基準枠の中にセリフを入れる事」
「主人公の気持ち(モノローグ等)をもっと入れる事」
「誰が主人公か明確にわかる話作りを」
「画面が白っぽい」
「顔がみんな同じ」(爆)
「トレペはトーンじゃなくてテープでとめてね」(爆死)
などなど、基本的なことばかりで聞いていて恥かしかったです…
そして一つも誉められませんでした…!!(震)

批評後、
「年齢的にまだ若いのでこれから期待しています。
 たくさん投稿して絶対デビューしましょう!応援してますよ」と
ありがたき声をかけていただきました。

丁寧な応対でめちゃくちゃ行ってよかったと思います。
投稿する前に一度は批評を受けてみては!?
面と向かって言われると 重みが違いますよ(笑)

何かの参考になれば幸いです。乱文失礼しました。

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嶋田かおりさん HOME

02/12/23

初投稿から持ち込み、デビューまでのエッセイが画像を交えて連載形式で(全8回完結)掲載してあります。
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/banma21/enter/top.html

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オコジョさん

02/12/14

今某S英社の少年漫画誌への持ち込みから帰って来ました。
ギャグ漫画を持ち込みました。

とっても楽しかったです!!
50分くらいあちらの方とお話しました。
私の漫画を1ページ1ページ全て物凄く細かく意見を言われました。
「雑誌の年齢層を考えて描いて」とか「何万の人が読む雑誌だから沢山の人にウケるような話作りをしろ」とか「絵をもっと上手くなれ」とか。 初投稿作は預からないと言われて原稿は持って帰って来ました。
持ち込み終わってから超ムカついて悔しくて壁をボンボン殴ったのですが、持ち込む以前よりも全然漫画を描く意欲が湧いて来ました。

漫画家になるまで持ち込みを続けようと思いました。

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むーさん

02/12/07

以前、J誌のスカウトキャラバンに持ち込みに行きました。
50ページ程の作品を十秒程で読まれ?て、感想は見た目に関する事のみ、
内容にはいっさいふれず、誰にでも当てはまるようなためにならない意見しか聞けませんでした。なにより態度がダレダレでした。
これでもマガジンやチャンピオンでは内容で評価してもらい、何度か賞もとり担当もついてるのに・・・
忙しいのもわかるが、こっちも朝から並んでるんだしもうちょっとまともに対応してほしい。
これで得た教訓は必ずしも持ち込みがいいとはかぎらないという事。(担当にも激しく当たりハズレがあるから)
あとで得た情報ですが、ああいう所(編集部)というのは別に漫画が好きでもないのに他所からまわされてくる人も多いらしいです(会社にもよるでしょうが、)編集者の意見は大事ですが、そういうハズレの人の意見までは聞くことないと思います。


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