漫画学校体験談
LUCIさん 操作ミスで度々すみません 投稿の続きです 編集さんから地元の専門学校への体験入学?を提案され、後日学校へ赴きました 編集さんから担当をもつ新人漫画家の原作者だと知らされていたようで講師の先生から先生と呼ばれる初体験 緊張しながらクラスで自己紹介をすませるやいなや、生徒達の作品をさっそく見せて頂きました 他人のネームや作品を見るのは初めてだったので、魔法学校に入学生したかのような気分でした 手法の違いにも驚きました 素人の自分とはもちろん、違って当然でしょうが生徒達それぞれの重点が違いました 特に、箇条書きベースの生徒には驚きました すべてが新鮮で緊張で添削もろくに出来ずにあたふたしながら1日目が終わりました 帰宅して、デスクに向かって我に返ったのですが 緊張で気付かなかったが色々思うところがありました 2日目は絵の構図を勉強していました 自分は出番無しで、生徒として参加 手も足も出ないとはこのこと パラレルな空間を描きました 昨日は手元に無かったということで、たくさんの作品を見せてもらいましたが、何だろうか違和感が凄い 絵の描けない自分にとって、学生達は高い水準にいるように思えていたのですが、全員面白い漫画が描けていないように感じられた ちぐはぐな雰囲気 アイディアや設定は悪くないし、基本に忠実に形にしているはずなのに、何だろうか そうか、シナリオが悪いのか? そういえば、講師の先生が誉めたり貶したりする対象にシナリオが少ない気がする 設定やアイディアを綺麗に構成してしまっていて小さくまとまりすぎだ そもそもシナリオという言葉もニュアンスが違うのかも知れない、そんな気がする 生徒達とアドレスを半ば無理やり交換させられ帰宅 さっそく、貴重な体験をプレゼントしてくれた編集さんに電話 何か得られるものはあったかと聞かれ、自分は天才の類いなのかも知れないと答えると 軽く流され、郵送していたネームの添削、ダメ出し ギリギリ妹より良いかなということ 読み切り、短編に関しては綺麗にまとめろとのことでした 伏線回収に拘りすぎて尺いっぱいだし、設定紹介にこれまた尺使いすぎ、主人公も前半空気すぎだし友達もこれ脇役? 鋭いですね、そいつ脇役です そして主人公二面性ありです 流石ですね 『兎に角綺麗にまとめてやり直してみて、仕上げて送って、話はそれを綺麗にまとめれば良いよ』 なるほど、では専門学校生は読み切り向きの訓練を受けているのだな という郵送から一悶着あったお話 余談ですが、アイディアや設定は箇条書きで浮かぶが、それをシナリオに出来ない人も多いのではないでしょうか 結局、煮詰められず設定変更したり保留のまま葬ったり、いつか使えるかもと温存したり、、、 自分はどちらかと言うと厳しくても盛り込むタイプです 日常生活を面白くかける人は凄い、と言いますが 逆に、設定やアイディアを盛り込むことで面白くかけなくなる人も多い そういう時自分は異質な設定やアイディアを日常化させてみます 例えばベタですが、天使なら天使を日常化させてみます 天使あるあるを考えまくります 天使の衝突事故や飲酒飛行、天使ならではの病気や、羽が臭くなるのでは?等々 頭の輪は身長に含むのか、頭からの距離はみんな同じなのか、寝るときは外すのか、何かに引っ掛かった場合置き去りになるのか、帽子は輪に被るのか、等々 サブストーリーが閃いたり、新しいアイディアが閃いたりします 何より楽しい 天使から輪を奪って付けてみたら、外れなくなったおじさんとかサブキャラにだそうかななんてことになります 細かい設定をしてるつもりがなくても、気付いたら出来ていくものなんですね 皆さんも沸騰しかけたら、暇潰しにしてみてください ちなみに同じことを専門学校でドラゴンをテーマに話しました、少し前にその時たどり着いたとんでもないドラゴンのイラストを頂きました
更新:2015年4月10日