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初めまして。私は現在2つの連載をお持ちの先生の元で

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アシスタント体験談

Sさん 04/07/09

初めまして。私は現在2つの連載をお持ちの先生の元で
アシスタントをさせて頂いています。
アシスタントをしてみたいな、と思っているけどなんだか怖くて
踏み止まっていらっしゃる方の、少しでもご参考になれば幸いです。
(ひどい先生に当たってしまった方のお話もあったので)

現在の先生は2人目の先生で、4か月くらい前からさせて頂いて
います。知り合いの方の紹介だったのですが、締め切り数日になのに
アシスタントが誰も捕まらず、トーンが貼れる可能性のある位の人で
いいから、紹介してくれというものすごい状況だったらしく、丁度
休みだったので電話連絡の後、翌日伺いました。

あさって昼最終〆という状況でまだペン入れが半分の状態でした。
挨拶もそこそこに机に向かい30時間以上でしょうか、
(休憩や仮眠を自由にとっていいと言われましたがそんな状況じゃ
無いと判断し、休憩はトータルで15分位にし)続けて作業しました。
原稿はどうにか上がり、先生と2人で仲良く意識を手放しました(笑)

でも先生は非常にいい方だった上、私の目指す雑誌ともつながりの
ある方だったので学ぶ事が多く、しかも「育てよう」という心を
持って接してくださるのです。(ご自分の修羅場中にも関わらず、
私がネームをかいてきた事を知ると「見せて」「見せて」とまとわり
ついてくださいます。)
結局そのまま常勤にして頂き、現在1ヵ月に2回から3回泊まりで
呼んで頂いています。

そこで色々先生からお話を伺ったのですが、なんでもアシスタントにも問題のある人が少なからずいる、とのことでした。
具体的には、あいさつ等の基本的な事が欠落している人、原稿を粗雑
に扱う人、作業そっちのけで自分自身や自分の作品についてずっと
話している人、お金等を盗む人(これは問題外だと思いますが)等…

漫画家の先生にもよるでしょうが、やはり会社とは違って自分の家に
呼ぶお手伝いさんなのだから、技術があまりにも無いと困るけども、
一番重要なのは人柄(先生との相性含む)だということでした。

アシスタントをする上で大切なのは、当たり前のことですが、その
先生の力になろうという気持ちだと思います。(どうもその辺が
おなざりになってしまっているような気がします。)原稿だけでなく
、締め切り前の精神的な緊張を少しでも和らげてあげたり、飛ばし
過ぎていたらさりげなく休ませてあげたり等。
(もちろんこんな奴にそこまでできるか!というひどい先生もいる
でしょうが)

私の場合はとてもいい先生に巡り会えたので、余計にその気持ちが
強く、先生にも「本当に助かるよ~頼りにしてるよ。」と言って頂き、
勉強させて頂いて、お金を頂いて、感謝の言葉まで頂いてしまうと
いう非常に有り難い環境でアシスタントさせて頂いています。

最初にアシスタントさせて頂いた先生は、一度きりで終わってしまい
ましたが、相性のいい先生と巡り会えればこんなにも楽しく為になる
お仕事だという事を知って頂ければと思って投稿させて頂きました。

アシスタントさせて頂く先生は、なるべく自分の目指すものと
近いジャンルだといいと思います。実践できる技をたくさん教えて
頂けます。(もしくは盗むことができます!)

長くなってしまってすみません。
でもとにかく迷ってやらないよりはやる方が、自分自身の成長や作品
の向上につながる事は間違いないです。
できそうな方はぜひぜひ挑戦してみる事をおすすめします!

やってみようかなと思っている方、頑張ってください!

更新:2015年4月10日