プロット

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プロットとは

漫画の基本的なあらすじ、構成、登場人物などを考える作業です。 プロットを基にストーリーを作っていきます。

新人漫画賞を受賞する為のプロット作り

ともさん

"プロット"作り。


プロットとは、裏設定の事です。
漫画を描くにあたって最も最重要な部分です。

キャラクターの設定、ビジュアル、ストーリー、登場する小物(例えば剣や銃などの武器や防具など)時代背景、舞台設定など決めておく必要があります。


まずは主人公から創りましょう!
主人公のビジュアル、性別、名前、年齢、生い立ち、目的・夢、特技、性格、好きなものや嫌いなもの、主人公に秘められた力やその他の謎など全てを明らかにしたもの。


【この主人公の設定がストーリー作りの70%を占めなきゃ受賞は難しいです。】


※読み切り・短編は主人公が"顔"ですので、"主人公の紹介漫画"を描くくらいの気持ちでとりくみましょう。


続いてヒロイン。

ヒロインの作り方は、だいたいノリで作ってしまいがちですが、主人公のキャラと正反対くらいがちょうどいいです。
主人公が真面目な奴なら、ヒロインはちゃらんぽらんか、ツンデレか、真面目意外の何かのキャラ。

そして、ヒロインはただ"漫画の花"として登場させるのではなく、必ず"主人公のアシスタント"くらいの位置づけにしなきゃ登場する意味ゼロです。

つまり、「敵を倒すにはヒロインの力無くしては不可能」くらい大切なキャラです。

ただ可愛いだけのヒロインなら描かないほうがマシという事になります。


その他、時代背景や舞台設定、敵や小物などの形を定め、プロットの約半分が完成。


プロットの仕上げはなんたって"ストーリー"!

ストーリーは起承転結から成り、これが出来ないと編集さんに鼻で笑われちゃいます。


まず簡単に起承転結の説明を。


起(起る)
| 
| 主人公登場、これから始まるストーリーの
| 全てに関係する事件や出来事が起こる
| 最初で一番大事な部分。
| 最初の3P以内で主人公がどんな奴なのかを表現できないと厳しい。
|
承(承る)
|
| 事件や出来事に主人公がいよいよ関与してくるところ。
| 又は主人公がある事柄にアクションを起こすシーン。
| ヒロインを出すなら"起"か"承"で出すと良い。
| 展開に向けての伏線作りや場面コントロールなどをしておく
| 調整できるところでもある。
|
転(展開)
|
| 物語が繰り広がって一番クライマックスの部分。
| 読者をあっと驚かせる部分なので、ここは最も緻密に計算して作ってほしい。
| ここで"承"で引いた伏線などが光ると尚よし!
|
結(結末)
| 
| ラストの部分。
| 大抵の雑誌では"ハッピーエンド"が好ましいとされる。
| 問題定義などの「読者自信に考えさせる」ような終わり方は絶対NG。
| 物語を完全にここで切ってしまうか、さらに続いてゆく感を出すかは
| 貴方次第。
|
Fin


といった感じ。

この大部分を"主人公の設定"が70%を占めることとなる。
「主人公の設定が70%を占める・・・?ナンシ゛ャソリャ?」

と思った方に説明しよう。


まず始めて読む漫画のどこをみなさん見るでしょうか?
画力ですか?絵柄ですか?
それもあるでしょう、でもなんたって一番は主人公のビジュアルから入るはずです。

主人公のビジュアル、それは画力、絵柄共にその作者の全てが凝縮された結晶であり、主人公を知るイコール漫画を知るというくらいストーリーが主人公でいっぱいでなきゃいけないのです。


漫画とは"人"と同じです。

人は内面を知る前に外見で大雑把に好きか嫌いかを選択してしまう生き物です。
漫画の"顔"の主人公がどんなやつなのか分からずにその漫画を好きになれる訳がありません。


だから"主人公の設定がストーリーの70%を占める"べきなのです。


構成の仕方、こればっかりは個人の才能でどうこうするしかないので、やり方はこう!と言えません。
悪しからず。


以上プロットの作り方でした。

最後に相性の良い主人公とヒロインのタイプを紹介します。




【やる時はやる系主人公】?【太陽系ヒロイン】 
やる時はやる!いざとなった時だけ頼もしい主人公。 
責任感や正義感が強く、ある事柄に対しては異常に自信を持つが、失敗した時の落胆は自信がある分相当落ち込む系男の子。 
普段はやる気なしのぐーたら野郎で、ぐーたらすぎてドジをやらかすくらいが丁度いい。 
バトル系やスポ根系に多い。 

対してヒロインは太陽系ヒロイン! 
いつも明るく笑って笑顔の絶えないヒロインは、いつでもそばにいて主人公を応援し、時に挫けそうになった主人公を励まし立ち直らせてくれる。 
しかしそんな彼女が涙する時(悲しいエピソードやコンプレックスを抱えているような設定があると良い)があれば、主人公はヒロインの為に底なしの力を発揮するのだ! 


【硬派系主人公】?【天然系ヒロイン】 
硬派、または至ってまともな男気溢れる主人公。 
基本的に完璧っぽいのだが、ヒロインが絡むと違う。 
ヒロインの為にガムシャラになり、時として自分を犠牲にしてまでヒロインを助けてしまうおバカな一面もあり。 
損してまで突っ走るのでその辺が主人公の弱点でもあり、魅力となる。 

対してヒロインは天然系。 
基本的にどん臭く、不器用、いわゆるドジっ娘だ。 
しぐさや困った顔も不思議と愛らしく、ついつい世話を焼いてやりたくなるような女の子。 
ただのおバカにならないように、ヒロインに夢や目標を持たせてやると尚よし! 
夢や目標に不器用でも頑張っている姿に主人公の男心はくすぐられるのだ。 


【草食男子系主人公】?【ツンデレ系ヒロイン】 
とても思いやりのある優しい主人公。 
実はヘタレだが、ヘタレなりに不器用に頑張る可愛い男の子。 
普段はヒロインに健気に尽くし、ヒロインのオモチャである。 
忍耐強さが際立つタフガイな一面がこの主人公の良いところである。 

対してヒロインはツンデレ系。 
高飛車でプライドが高く、負けず嫌い、傍若無人な口ぶりで主人公を振り回すくせに打たれ弱い。 
尽くしてくれる主人公に密かに好意を寄せる女の子。 
ヒロインは、自分の能力をひけらかさない主人公の良いところを沢山知っているので、主人公をけなされると異常に怒る傾向がある。 
主人公を完全に掌握している分、仲間意識が強く、主人公が負ける事を許さない。 
そんなやりとりが微笑ましく見えるベストカップル。 


以上を参考にしてキャラを作ってみてはいかがでしょうか。

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更新:2015年4月10日