さ行

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サイエンスフィクション (さいえんすふぃくしょん)

科学的な空想によるフィクションの総称。ScienceFiction、略してSF。空想科学とも言う。 宇宙や未来が舞台となり、タイムマシン、透明人間、宇宙戦争などが描かれる。 いずれもH・G・ウェルズが小説作品を発表しており、彼がSFの父と呼ばれる。

SFのサブジャンルとして、ハードSF、スペースオペラ、ワイドスクリーン・バロック、 ニュー・ウェーブ、サイバーパンク、スチームパンクなどがある。

サイバーパンク (さいばーぱんく)

サイバーパンク(Cyberpunk)は、SFのサブジャンルのひとつ。 人体へのコンピュータや機械などの埋め込みによって、人体を機械的に拡張した世界などを描写したもの。 過剰に発展した世界の技術や社会が描かれる。

サイレント (さいれんと)

音のない状態。セリフやナレーションの無い状態。演出技術。

サジペン (さじぺん)

つけペンのひとつ。クロームとニュームの2種類がある。スプーンペンも同じ。

サムネイル (さむねいる)

サムネイル(Thumbnail)は、画像などを表示する際に視認性を高めるために縮小させた見本のこと。 親指の爪という意味。漫画のネームを小さくサムネイルで描くこともある。

仕上げ (しあげ)

原稿制作におけるゴムかけ、ベタ、ホワイト、トーン貼りなどの作業のこと。

JPEG (じぇーぺぐ)

JPEG(Joint Photographic Experts Group)は、ラスター画像ファイルフォーマットのひとつ。jpgとも。 圧縮率が高く、容量が小さく、写真用画像として最も普及している。 デジタルカメラでも採用され、Exif対応の場合、撮影条件などの情報も記録することができる。 WEBでは一般的に使用されるが、圧縮するため画像の劣化があり、印刷用途では使用できない。

CMYK (しーえむわいけー)

CMYK 減法混色の表現方法。絵の具の3原色であるシアン、マゼンタ、イエローにブラック(Key plate)を加えた4色。プロセスカラー、掛け合わせとも言う。

パソコンでは、例えば白は、4色の最小値0、0、0、0で表される。濃い黒を表現するために黒と他の色を掛け合わせたものをリッチブラックと言う。

印刷に使用される色のため、デジタル画像の着色は全てCMYKで行うことが望ましい。 より厳密に色を指定する場合は、DICやパントーンなどの特色を用いる。


 

CG (しーじー)

パソコンで編集、表示される静止画像のこと。コンピュータグラフィックス(ComputerGraphics)の略。 画像には、データ形式がベクター画像、ラスター画像の2種類、色空間の種類でRGB画像、CMYK画像などがある。 画像ファイルフォーマットにはEPSやJPEG、GIFなどがある。

シノプシス (しのぷしす)

プロットを箇条書きにしたもののこと。シナリオの前段階。

縛り (しばり)

漫画家と出版社の間で行う契約のひとつ。他の雑誌では描けないかわりに契約料が支給される形態のこと。

GIF (じふ)

GIF(Graphic Interchange Format)は、画像ファイルフォーマットのひとつ。 圧縮率が高いが、写真などは劣化が著しいため漫画やイラストなどの単調な画像に適している。 特許の問題があったが既に失効している。様々な拡張機能があり、透過させたり、 アニメーションにすることも可能。 WEBではPNGに移行する傾向にある。圧縮するため画像の劣化があり、印刷用途では使用できない。

Gペン (じーぺん)

つけペンのひとつ。強弱をつけやすく、ペン入れの主役として使用される。Gペンで描いた線は漫画独特の雰囲気を持つ。 慣れるまで強弱をつけて描くのは難しいペンでもある。

〆切 (しめきり)

原稿の入稿期限。〆切に間に合わないことを落とすと言う。

写真植字 (しゃしんしょくじ)

版下制作の際、写真植字機によって、セリフなどに指定した文字を一字ずつ印画紙に印字し、板を作る作業のこと。略して写植。 近年はデジタル化が進んでいる。

集中線 (しゅうちゅうせん)

集中線 スピード感や迫力を出す効果のひとつ。スピード線を放射状にしたもの。 キャラのバックに演出としてよく使用する。


 

出版社 (しゅっぱんしゃ)

本、雑誌を出版する会社。プロ漫画家と契約し、作品を出版する。新人漫画賞や持ち込みで新人も探している。

出力センター (しゅつりょくせんたー)

MOやCDなどのメディアに記録したCG画像をプリントする店。

叙事詩 (じょじし)

エピソードを記述する形の詩、またはそのような形態の文学のこと。文学用語。 ファンタジーにおいても用いられる。

序破急 (じょはきゅう)

徐々に物語のテンポを加速させることを言う。雅楽、能楽などの3つの構成曲に由来。

新古書店 (しんこしょてん)

近年に出版された本(新古本)を売買する古書店のこと。 フランチャイズとして展開する大規模な古本屋なども。 新古本の売上は、作家と出版社には還元されないため、問題になっている。

スキャナ (すきゃな)

アナログ画像などをスキャニングし、デジタル画像としてパソコンに取り込む入力装置。イメージスキャナ。 手描きの原稿にパソコンで着色する場合などに使用する。 dpiが大きいほど画像が鮮明。CISタイプとCCDタイプがある。CCDタイプはある程度の立体も読み取り可能。 原稿を原稿台に固定しておき撮像素子を移動させるフラットベッドタイプが主流。 自動原稿送り装置(ADF)によって複数の原稿を自動で連続してスキャニングできる。

スクリーントーン (すくりーんとーん)

集中線 圧着して貼りつけるシール。台紙から切り抜いて、原稿に圧着させるものが主流。略してトーンとも言う。 モノクロ印刷用で、網点や柄、グラデーション、効果を表現するものなどがある。背景や効果などに広く使用される。 近年はデジタルで再現するソフトなどもある。 漫画制作に欠かせないものであるが、トーンを全く使用しない漫画家もいる。 スクリーントーンは元々レトラセット社の商標で、同社が開発、販売し市場を独占していた。


 

スクールペン (すくーるぺん)

つけペンのひとつ。均一な線を引くことができる。

スケッチ (すけっち)

写生や下書きのこと。

スターシステム (すたーしすてむ)

同じキャラクターを、名前などを少しだけを変えて、様々な作品に登場させること。手塚治虫作品などに見られる。

捨てゴマ (すてごま)

あまり深い意味のないコマのこと。全体の演出として使用する。

ステレオタイプ (すてれおたいぷ)

社会学用語。印刷のステロ版が語源で、判で押したように同じ考えや態度や見方が、多くの人に共有されている状態をいう。 フィクションの作品に登場するキャラクターが、典型的な人物像である場合、ステレオタイプなキャラクターとなる。 善役はいかにも善役らしい姿や言動で、悪役はいかにも悪役らしい姿や言動で表現されること。

ストックキャラクター (すとっくきゃらくたー)

ステレオタイプのような、個性、言動を持つ典型的なキャラクターのこと。

ストーリー構成 (すとーりーこうせい)

ストーリーを組み立てること。

ストーリー漫画 (すとーりーまんが)

ストーリー性を重視した漫画のこと。ギャグ漫画と漫画ジャンルを大きく2分している。 ギャグ漫画と比べてページ数が多く、読み切りではなく、物語が連続して連載される場合が多い。

ストップモーション (すとっぷもーしょん)

動きや時間が止まっているように見せる演出技法。

砂消しゴム (すなけしごむ)

研磨砂を配合した消しゴム。スクリーントーンを削ることが出来る。

スパッタリング (すぱったりんぐ)

インクをつけたブラシを網にこすって、インクを細かく飛ばす技法。血しぶきや夜の星などに使用する。

スピード線 (すぴーどせん)

スピード線 スピード感や迫力を出す効果のひとつ。


 

スプラッター (すぷらったー)

殺害シーンにおける生々しい描写に特徴のある作品のこと。映画用語。 漫画でも大げさな血しぶきなどの演出は多用される。

3DCG (すりーでぃーしーじー)

三次元の立体的なCGのこと。3DCGはモデリングソフト(モデラー)でモデリングを行い、 レンダリングソフト(レンダラー)でレンダリングをする。 レンダリングには、レイトレーシングやラジオシティーなどの方法がある。

製本 (せいほん)

本を制作する工程。版下を面付けし、印刷、折り、綴じなどの工程を行う。

ゼブラ (ぜぶら)

ゼブラ ゼブラ株式会社。広場の人気投票1位のペン先メーカー。文具メーカー。

セリフ (せりふ)

キャラクターが言う言葉。台詞。漫画では主にフキダシの中に描かれる。

セル (せる)

セルアニメーションに使う透明な薄い板のこと。


出典:Wikipedia GNU Free Documentation License

更新:2015年4月10日