持ち込み体験談
ゆずさん 05/08/21はじめまして、皆さん!!いつも、ここの体験談を読ませていただいております。今回は、私も初めての持ち込みに行って参りましたので、そのレポートを公開したいと思います。
最後まで読んで読んでいただけたら嬉しいです!!七月末。私は念願の持ち込みに扱ぎ付けることが出来ました!!実家が東北のはじっこらへん(アバウト!!)なので、学生だし交通費がものすごく痛かったです。しかし、背に腹は変えられないので涙ながらに新幹線の切符を購入。友達と「痛いね・・・」と話しながら帰ったのを覚えています(どうでもいいよ)
しかし、ここだから明かす真実なんですが・・・親に秘密にして行ったんです・・・。私は高校一年生の時から常々、持ち込みに行きたいと思っていて、何回も親に取り合ったのですが「駄目!!!」の一点張りで、相手にしてもらえませんでした。そして卒業を控えた高校三年生・・・最後のチャンスだと思い、親不孝とわかっておきながら親に嘘をついていくことを決めました。
「必ず無事に帰ってきます。だから許して下さい、父上母上・・・!!(笑)」と、前の晩に祈りながら眠りました。
そして心を痛めながらの上京。友達の両親は東京に行くことを許していたので、彼女は非常に楽しそうでした(泣)
そして、その日の午後に予約をとっているので、時間に遅れないように出版社に向かいました。
・・・しかし、その日はよりによって台風13号が東京を直撃・・・。私は死にそうになりながら半泣で出版社に向かいました。(友達は近くのお店で待っているということで)
そして早速到着し、だらだらになっていたので、失礼だと思いミニタオルで頭や肌を軽く拭き、いざ出陣!!(笑)
中に入って受付を済ませ、編集者さんを待ちます。その間、私の心臓は破れそうでした・・・(小心者)すこし待つと、予想以上にラフな格好をしたおにーさん的な編集者さんがいらっしゃいました。慌てて立ち上がり、「よよよよろしくお願いいたします!!」と言うと、編集者さんは笑顔で「はい、よろしくお願いします!」と返していただいたので、ちょっとだけ安心(笑)
その後、早速漫画を見ていただいたのですが、その間、何に視線をやったらいいのかさっぱりわからず目が泳ぐ泳ぐ。じーっと見つめても失礼だろうし、かと言って、漫画を読んでいただいているのにキョロキョロするのも失礼だろうし、ただボーッとしているのも何だかなぁ・・・と、うだうだと考えている内に、「えー、批評よろしいでしょうか?」と言われ、慌てて我に返りました。(笑)
そして批評の内容なんですが、私の拙い漫画を、キャラ名まで出して隅々までしっかりと評価していただきました!!画面構成から画風、ストーリーまで、全部悪いだろうにしっかりと・・・。
その出版社さんは、様々なサイトさんで体験談を読んでいる限りはあまり反応が良くない、ということだったんですが、私の時は運が良かったのか・・・とても良い方でした!!
ど新人なので、15分くらいで終わるだろうと予想していたんですが、なんとお忙しい中、1時間も相手をしていただいてしまいました・・・!!感無量です(泣)Nさん、本当にありがとうございました!!
そして、次回作もここに持って来ようと誓い、ぺこりと受付さんに頭を下げ、その出版社さんを後にしました。
そして、嵐のことなど忘れて、お店の方へ戻るともう待つことにうんざりしたような友人が待っていました(笑)
そんなこんなで、大きなトラブルもなく無事に故郷に帰って来れました。もちろん、このことは親には秘密ですが*
持ち込みはとても勇気がいることだと思いますが、いいこともたくさんあるので、皆さんチャレンジしてみてくださいね!!お互い、頑張りましょう!!***ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!!
更新:2015年4月10日