持ち込み体験談
SAEさん 05/08/24こんにちは。
以前プロット板でお世話になった者です。
今日はその恩返しがしたく、書き込みました。
私は今年の3月、S社の●マに持込してきました。
☆持ちもの
○原稿2本を100均の原稿ケースに入れ、二枚ビニールをかぶせ、それをかばんに入れてもっていきました。
○「ネームを持っていった!」と体験談に書いてあったので、ネームも持っていってみました。
○メモ帳が見当たらなかったので、レポート用紙を持っていきました
☆S社に入った!
受付で名前と用件を言い、訪問者バッチを頂いて、受け付けの隣にある座席の指定された番号に座って編集者さんを待ちました。入り口に立っていた警備員さんに恐れおののき、近くに座っていた方が手塚賞の封筒を持っていたことに大変驚いたことを鮮明に覚えています。
☆編集者さんがやってきた!
10分後に編集者さんがやってきました。軽く挨拶を済ませ、原稿を手渡しました。私の心臓の音が聞こえてしまうのでは…というほどもうがちがちに緊張していました。
☆一本目!!
編「これは何作目ですか?」
私「に…2作目です(汗」
編「そして前回がBクラスと。」
私「はい…(汗」
こんな感じで読む前に2,3個の質問を受けました。そして編集者さんは原稿を読み始めました。
編集者さんが原稿を読んでる間は、その月の●マを渡されました。しかし!!そんなの読めるほど私には余裕がありません!ずーっと同じ頁の同じコマを凝視していました。
☆いよいよ批評だ!!
編集者さんが読み終えました。読み方はパラパラ~っとかなり速いスピードです。言われたことは↓
○絵について
髪の毛が下手。もっとプロの人のを見て研究して。全体的に雑。背景の影のつけ方→トーンをもと使って丁寧に。(編「トーン少ないけどそれって経済的な理由とか?」と聞かれました。そうです!!!!!)
○話について
個性がない。貴方にしかかけないアレンジを。キャラをもっと練りこんで。もっとエピソードがほしい。
…と言われました。いい点はひとつも言われませんでしたが、もともと言われると思ってなかったので、特にショックは受けませんでした。
☆2本目を見てもらう!!
さっきよりは緊張しなくなっていましたが、やはり、雑誌のページはついにめくることができませんでした。そして再びページと睨み合っていると
編「…ぶっ!」
わ………笑ったーーー!!!編集者さんが私の原稿を見て笑いましたーーー!!それが嬉しくてその笑い声(と言えるのか?)を頭の中で何回も反芻させていました。(キモい)そしてまたパラパラと読み終え、一言。
編「…どうした?」
私「へっっっっっっ!!?」
い…いったい何があったのでしょう!?あまりに出来が悪い!!?
編「いや、あまりにも成長してるから」
『!!!!!!!!!◎д◎;』う…嬉しすぎるーー!!と思ったのもつかの間、また淡々と批評に移りました。言われたことは↓
○絵について
コマ割りが小さく単調。これも要研究。突然文字が横になってるけど、
見づらいからやめた方がよい。
○話について
都合がいい展開である。
と言われました。納得です。
☆ネームを見てもらう!!
次にネームを見せました。そして、軽くキャラクターのアドバイスを受けました。
☆終了です!
質問とかすればよかったのですが、もう、本当にカチコチに緊張しすぎていて、何も言えませんでした。首都圏に住んでいるので、「また来ればいいや」そんな思いがあったのだと思います。遠くから来られた方は必ず何か質問された方がよいと思います。
そしてお礼を言って席を立ちました。つたない原稿を見せ、質問にはかみ合わない答えを返し、話も弾まず、最終的には出口まで間違えて、本当に、ほんとーうに編集者さん!!申し訳ありませんでした!!そしてありがとうございました!!
☆おうちへ帰ろう
夢心地のまま帰路を辿りました。良いとこ一つもなく、しかも10分で終了したのですが、全く凹みませんでした。(でも2日後に親に色々言われてべっこり凹みました笑)スキルをあげてまた挑戦したいと思います。今度はもっと話したいです…話すことはとても重要だと思います…
☆おまけ
予約の電話のときに、なかなか編集者さんが名前をおっしゃられなかったので(忘れていて)、ここの投稿で「予約には名前が必要」とあったおかげで予約を取ることができました。とても感謝しています。
大変長々と失礼しました。しかも読みにくくて申し訳ありません。お役に立てば幸いです。(立つのだろうか…;)それでは。
結果は、よいと言われた方がAクラス上位になりました!
更新:2015年4月10日