漫画の投稿や持ち込み、アシスタント、漫画学校などの貴重な体験談です。みなさんの体験談を募集中です!

初めて持ち込みをしました。

ホーム > 体験談 > 初めて持ち込みをしました。
このエントリーをはてなブックマークに追加

持ち込み体験談

SUKEROKUさん 08/04/09

初めて持ち込みをしました。K社です。持ち込みに対する知識が何もなかったので、こういうもんなのかぁ、と勉強になったのと、後にみなさんの体験記を読ませていただいて、とても役に経つ情報ばかりだったので自分も体験記を描いてみようと思いました。

雑誌は青年誌です。まず、電話して、持ち込みしたいこととコンテストに出したい旨を話しまして、予定を決めました。編集者さんは若い女性でした。丁寧な感じで、原稿も丁寧に読んでいただけたと思います。150ページも描いたので、まず

「力作ですね。でも長いですね。この話ならば30ページでおさまりますよ」と言われ、(うーん、でもな、わたしはミニシアター系ヨーロッパ映画の雰囲気で淡々と、でも熱いものが残るようにしたかったのでやはりそれ以上削りたくないなぁ)と思いましたが、そのことは言いませんでした、かわりに「第一作目なんで、どんな感じにまとめていいかわからなかったんですよ」と話すと、いろいろと教えてくれました。

絵柄について、わたしは絵に拘っているので、自信があったんですが、その編集者さんは「わたしはマンガの絵は、ひとつの記号だと思っているんで」という言われました。「ただ、わたしはいち編集者なんで、うちの編集部は10人以上居るんで、みんな好みが違うんで感性が合う人がみたら、これはダイヤの原石だよと言う人もいるかもしれないし、いないかもしれない、それはみんなに見てもらわないとわからないですね。わたしは電話を取ったので見せていただいてるんですが」というような話をされました。

40-50分くらいです。個人的な事はさほど聞かれませんでした。感じの良い方だったと思います。
ただ、感じたのは、当然の事ですが、一作目なので描きたいことを詰め込みすぎて長くなった感じもやはりあるのかな、と感じています。それから商業誌にだすのであれば、やはりもっとコマーシャリズムを意識して、ぎゅっと詰め込んだ作品を作らないといけないな、と思いました。わたしの主義というか、描きたいマンガや世界を描くなら、商業誌ではなく違う方向や自費だろうな、と思いました。 とにかく商業誌でデビューしたいのならもっとミニマルでわかりやすくコマーシャルなものをおもしろく伝える事をしなければいけない、と感じました。 がんばろう、と思いました。

しかしながら編集者さんのアドバイスでこれからのことが見えてきました。いい経験になりました。

更新:2015年4月10日