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過去2回ほど集英社の少年ジャンプに持ち込みました。

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持ち込み体験談

ひつじさん 03/06/29

過去2回ほど集英社の少年ジャンプに持ち込みました。
その都度編集者の方に注意された点を書くと…。

原稿に一番大切なのは「丁寧さ」です。
いくら絵が上手くて話作りの上手い人でも、これがなければかなり酷評されます。
特にスピードばかり意識して、下書きや仕上げに妥協する場合。
これは最も嫌われます。

やっぱり商業誌にのせる以上、マンガは「商品」な分けっすから。
下書きや背景はいうまでもなく、細かい影から模様のつけ方についても、キッチリ丁寧にやらなければ、子供のラクガキと同じです。
「このキャラのポーズは描けないから得意なこれで良いだろう。ここの背景は確かこんな感じだったかな」なんてマンガじゃ、人はお金を払ってまで読みたいとは思いません。
ベタ塗りは一ミリだってはみ出さない。集中線やスピード線はきっちり定規を使って引く。間違ってインクがたれたらすぐ修正。
形の分からないポーズや背景はキッチリ資料を見て描く。

いろいろと細かいことですが、この辺からキッチリしていかないと一向に編集者の方は振り向いてくれません。読者についてもしかり。
特に志望者のうちは画力よりもこの「速さより丁寧さ」「マンガに時間をかけて描く」ことを大事にした方が良いと思います。
プロの世界には「締め切り」がありますが、アマのうちにはあまりそれがないのだから。
雑な原稿を何本も描き上げて速さばかり競っても、根本的には全く成長できないでしょう。
最初から最後まで、商業誌と同じぐらい丁寧な原稿が描けて、始めてそれを速くしていけるんじゃないでしょうか。

ただ、ここに書いたことはあくまで自分の場合においてであって、人によってはまた違った意見を言われたりもするでしょう。
マンガは何本も書き上げれば確実に上達はします。
でも、それだけじゃダメなことを編集者の方はたくさんしっています。

地方在住者にとって遠い東京(自分も関西在住です)。それでもなんとか編集者の方に原稿を見てもらう努力、これをすることが大事なんじゃないでしょうか。

更新:2015年4月10日