持ち込み体験談
とーるさん 03/08/19講○社の青年誌に持ち込みしました。
以前アシスタント先の先生にネームの段階で見せた所「この部分(以下Aとする)が無かったらおもしろいのになぁ。」と言われ、Aを削り再度先生に見せた所、「格段によくなった。これで賞に入らなければおかしい。」と言われ、そのままAを削った状態で原稿を仕上げました。
原稿をアシスタントの仲間(プロ)に見せた所、「私のより面白い!これは絶対持ちこみして良い答えをもらった方がいいよ!」とアドバイスをもらい、初の持ち込みにのぞむことにしました。
持ちこみの日、受けつけで必要事項を記入し、編集社のある階に上がると、担当の編集者さんは不在で、何も無いブースで10分ほど待たされました。
遅れてきた編集者は何も言わず、僕が挨拶をしても無視し、無言のまま酷く失礼な名刺の渡し方で名刺をくれました。
とりあえず、編集者にできあがった原稿を見せると、「なんでここの説明(Aのこと)が無いの?こんなんじゃいつまでたっても載らないし、君の作家性を疑うよ。」と言われました。
その後、とてもどーでもよさそーな感じで「何か質問は?」とたずねられ、ここぞとばかりに色々な質問をしまくったのですが、返ってくる答えは「ここの説明(A)が無いからねぇ。」などと、全く質問とは関係ない、ただのAの掘り返し。半ば説教じみた押し問答は30分続きました。
話が終わった後、編集者は「とりあえず置いていくよね。多分、何の賞にも入らないけどね。」と言い、僕の答えを聞く間もなく原稿を持って去って行きました。
周りのマンガ家の卵達にその話をした所、非常に運が悪いとのこと。
持ち込みすることで、プラスになったのかは分かりません。が、苛立ちでヤル気が倍増したのは確かです。どんな編集者に当たるか分からないので酷く凹みそうな方は、心して行った方が良いかと思います。
更新:2015年4月10日