持ち込み体験談
ヲーリーさん 03/10/019月30日(これを書いてるのはその翌日)、講談社へと初の持ち込みに行ってきました。
地下鉄有楽町線、護国寺駅で下車。6番出口から外に出ると、すぐ目の前に講談社が。
第一印象は、「でかっ!!」。とにかくその大きさに圧倒されました。
約束の時間よりも40分くらい早かったのですが、受付を済まし番号札のようなものを貰うとすぐに編集部へ。
編集部へ行き、「○○さん(編集者の名前)はいらっしゃいますか?」と尋ねると、仮眠をとっていらっしゃるとのこと。
待合室のような所(すでに2人ほどが原稿を見てもらっていました)に通され、しばらく待つと担当の方が。
しかし、その顔には疲れと寝起きの名残がありありと……。ああ、申し訳ありません(^^;
しかし、嫌な顔ひとつせず、「それでは原稿をお願いします」と。
なんか別の意味で恐縮しつつ、原稿を渡します。
一度目は、絵柄や見開きの状態をチェックしていたのでしょう。
流すように見ていきます。
そして、絵に対する批評。僕に対する批評はここに書いてもしょうがないでしょうし、省きます。
それが一通り済んでから、今度はストーリーのチェックですね。さっきよりも時間をかけてもう一度原稿を読みます。
それからストーリーに対する批評。
それらの行程の合間合間や、批評が一通り終わってから世間話が入ります。
「毎週欠かさず読んでる漫画は?」だとか「漫画を描き始めたのはいつ?」だとか。
答えに詰まると間がもたないので、ある程度自分のプロフィールを考えておくといいかもしれません。
意外にも、他の出版社の漫画の話も多くされました。
「ジャ○プのあの漫画、今週凄かったよね!」と言われた時には少しビックリ。
オススメの漫画はあるか尋ねた時に返ってきた答えもライバル誌の漫画でしたし、やっぱりその辺り、プロとはいえ編集者も一人の漫画好き人間なんだなぁと思いました。
世間話も終わると、「このまま投稿しますか?」と聞かれ「ハイ」と答えると作品のタイトルや名前、住所等をチェック。
僕は封筒を持っていなかったのですが「構いませんよ」と一言。
しかも「返却希望であればこちらで封筒を用意してお送りします」と言って下さいました。
寝起きで疲れているだろうになんて良い方なんだ、とちょっと感動。
最後に名刺を頂き、初の待ちこみは終了。所要時間は大体1時間くらいでしょうか。
名刺を頂いた時には、「これってもしかして担当?」なんて一瞬自惚れましたが、僕の付き添いが「自分にも貰えますか?」と言ってあっさり貰ってきたので意気消沈。そりゃあ、名刺くらい誰にだって渡すよなぁ。
皆さん書かれていることですが、持ち込みはすべきだと思います。
自分の悪いところ、改善すべきところがハッキリと見えてきます。これまで漠然としていた自分に足りない何かを見つけられるかも知れません。
編集さんは基本的に親切です(僕の体験がたまたまだったのかも知れませんが)。非常に丁寧な対応で、こちらに不快を感じさせず、それでいて悪いところはハッキリと言ってくれます。しかも、それはプロの目。
中学、高校生くらいの若い漫画家志望の方(自分も去年まで高校生でしたが)、まだ若いうちに一度持ち込んでみましょう。
上手い下手なんて関係ありません。大事なのは熱意と根性。
その熱意と根性をより一層掻き立てられる持ち込みは、得こそあれ、損をすることはまずありませんよ。
ps.持ち込みに行く時は、遅刻しないのはもちろん、時間より早く行き過ぎないようにも注意しましょう。
更新:2015年4月10日