持ち込み体験談
えつさん HOME 03/12/25私は最近デビューしたものです。私は高1から本格的に漫画家を 目指し始めました。その間の体験を少し書きたいと思います。
私は高1で初めて新書館に持込みをしました。あまり大手ではない 出版社でしたが、そのころ目指していた作風が合っていたのでそこ にしました。すごいドキドキしたのを今でも覚えています。その作 品は賞には入らなかったものの選外として絵柄は雑誌に載ったので とても嬉しかったです。その後2、3回新書館に持込みをしましたが、 受賞することが出来ずそのまま高校を卒業。そして漫画の専門学校 に入りました。
学校での授業はほとんど聞いてませんでした。課題は出さないし、 自分の漫画ばかり作っていて、友達とおしゃべりするために通って いるようなものでした。でも、持込みには相変わらず行っていました。 新書館ではなく、それこそ色んなところに。秋田書店や、エニックス、 白泉社など。自分の絵柄が合う出版社がわからなかったのです。そし てそのまま1年が過ぎた頃、急に私の周りが変わりました。学校の紹介 で少年漫画家のアシスタントに行くことになったのです。私が目指し ていたのは少女漫画ですが、勉強するには少年漫画家さんのところが いいとずっと思っていました。それから1年、学校行きながらアシを続 けました。週間連載作家さんでしたので学校にいける日はほとんどあり ませんでしたが、すごくタメになりました。はっきりいって学校の授業 なんか比較にならないです。やはり現場で学ぶ事が一番だと思いました。 いろいろわがままも聞いてくださって、その作家さんには本当に感謝の 気持ちで一杯です。アシをやっている間に集英社の少女雑誌にて生まれて 初めての受賞を果たし、そしてアシをやめたあと、その次の持込みでデビ ューとなりました。
最後にやはり持ち込みは大切だなと思います。首都圏に住んでいるなら 持込みは絶対にしたほうがいいです。その場で意見もらえるし。そこで 熱意を見せれば担当編集者も自分の事を覚えてくれるかもしれません。 あと、アシスタントも機会があればとにかくやってみてください。お金 がもらえる上に、技術を学べるなんてこんなにいいことはありません。 同じ職場の子ともいいライバル関係が作れますし、業界のことも少しわ かります。職場によって問題があるところもありますが、何事もチャレ ンジする事は大切だと思います。
お互いにいい漫画を作っていけるよう頑張りましょう!
P.S日記だけ運営しておりますので見ていただける方は是非1度遊びにき てください。
更新:2015年4月10日