持ち込み体験談
小倉あんさん 02/06/20去年の11月、白泉社に行って参りました。初持ち込みです。
聞いていた通り外観は普通の建物で、地図を見てもなかなかたどり着くことができずウロウロしていましたが建物の前まで行けば一目でわかると思います。
(入り口はガラス張りでイラストが飾ってあって、「白泉社だ!」という感じです)
今思うとよくあんなモノを持ち込みしたもんだ・・・と赤面です。
勢いで持ち込みしたものですから(^^;)
編集さんを待つ間、後ろのテーブルでなにやら打ち合わせをしている漫画家さん(?)と編集さんがいました。
聞き耳をたてる余裕もなく緊張は頂点に達していました。体ガチガチ。
見てくださった編集さんは女の方で、キリッとした人でした。
淡々とした調子で原稿を読み、淡々と批評してくださいました。
正直、長所を言われることはありませんでした。
それほど絵もストーリーも問題ありだったのです(汗)
<絵> ペンタッチが全然ダメ/絵がシンプルすぎ。華やかに/背景が白い/主人公以外もしっかり描く/デフォルメの使い方が下手/人物に動きがない/背景をトーンでごまかすな
<ストーリー> 全体的に分かりづらすぎ/話がバラバラ/キャラがたっていない/プロット作りからしっかりやる(キャラも)/1つのドラマを作る
等々。まだまだあったのですが。・・・救いようがありませんね(涙)
だいたい私、原稿をB4でなくA4に描いて持っていったのです。
その時点でアウトです。編集さんは言いました。
「投稿経験ないですね?」
・・・はい(TT)
その後「何か質問はありますか?」と聞かれましたがその時点でかなりいたたまれない気持ちになっていたので聞こうとしていた質問を忘れてしまいました。私が質問を「う~ん」と考えている間もその編集さんは静かな威圧感を放ちながら待っていました。ますます萎縮しましたが、絶対目をそらすもんかと話をする時は編集さんの目を凝視していました。・・ちょっと怖い顔だったかも(^^;)
「ありがとうございました」と言うと「いえ」と編集さんは一言。
時間は15分程度だったと思います。その間編集さんは表情ひとつ変わりませんでした。かなり事務的な対応でしたが持っていった作品が相当ひどかったので仕方ありません。白泉社を出た時には、「この~っ、待ってろ白泉社!」という気持ちでした(笑)
持ち込みはやる気に拍車がかかります。即批評してもらえるので即短所改善の対策ができますし、緊張感も高まります。
他の方と内容が重複する部分があったかもしれませんがこれが一通りに流れでした。とにかく何言われようがはたかれようが向上心が大切ですね!「ちくしょー!」って気持ちで。読んでくださってありがとうございました。お役に立てれば幸いです。
更新:2015年4月10日