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3月のなかばにプロット批評板で批評して頂いた現在23歳のへたれという者です。

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持ち込み体験談

へたれさん 04/04/07

3月のなかばにプロット批評板で批評して頂いた現在23歳のへたれという者です。
で、4月の頭に集○社に持ち込みに行ってきました。その時の感想などをレポートしたいと思います。
自分は漫画暦1年程で、今回の作品が処女作品でした。
で、今年に入ってから作品を作り始め、4ヶ月で45Pを仕上げての持込となりました。実際は4ヶ月といっても週に5日働きながらの制作だったのでかなりしんどかったです。
予約は10日前、午後の3時と、忙しくなさそうな時間帯を選んで電話しました。その電話にでた方が直接原稿を見てくれるとのことでした。対応は大変丁寧だったので安心しました。
実際に見て頂いたのは平日の午後2時です。
当日、約15分前に集英社に到着しましたが、まだ担当の方が出社していないとのことで待つことになりました。その時同じように持ち込みに来ていた奴と仲良くなりました。いままで漫画友達はいなかったので嬉しいですね、こういう出会いは。
で、その方と原稿を見せ合ったりしてるうちに編集の方が出社してきました。編集の方はなかなかの色男でさわやか青年といった感じでした。
軽い挨拶のあと「じゃあ原稿をお願いします。ちなみにこれで何作目ですか?」と言われ、処女作であることを伝えたのち早速見て頂きました。
見てる間はジャ○プを渡されたので読んでいました。
今思えばどのへんのページで目を止めるかなど観察しておけばよかった・・・
読み終わって最初の一言は処女作にしてはレベルは高いと・・・。まあ処女作にしては、と限定されてるので実際たいしたことはなかったんでしょう。
それから色々なことを指摘されました。
ストーリーに関しては、ストーリーを広げすぎたこと、設定の突き詰めが甘いこと、主人公のキャラがまだ弱いとのことでした。
あと、話の中で感動的な場面が出てくるんですが、その場面が会話だけで進んでいるので、それを絵と主人公の行動で表せるといいとのことでした。
絵に関しては、迫力はあるが線を重ね過ぎで画面が汚くなってしまっている、もうちょっと表情が描けるといい等でした。
こま割り、台詞回しは特に問題なしとのことです。
で、今現在のレベルは大体300人中100位内には入ってるとのことでした。「まあ次は50人ぐらいはぶち抜いてね」とか言ってたので多少は見所があったのかな?
あと、新人のうちは3ヶ月を目安に描けるといいと言われました。まだ処女作なんだからどんどん描いて下さいとのことです。その時もまた同じ方が見てくださるそうです。
他にもその方が担当してる漫画家の話なども聞けました。え~あの人の編集ー!!とかなり驚きました。若いのに凄い人なんだなーと(まあ自分よりは確実に歳上でしょうが)。
他にも、どんな絵柄やジャンルが好かれるのか、うまいキャラの作り方、話作りのコツなど、役立つ情報をたくさん教えていただきました。
あと、こちらの体験談などで、かなり邪険に扱われたとよく聞いていたので少し心配していましたが、この方は大変丁寧、きさくなかたで、和やかな雰囲気での批評となりました。
実際厳しいこともそんなに言われた気はしませんでした。言ってたのに気づかなかっただけなのかもしれませんが・・・。
あと言われた事で役立ちそうなことは総てメモをとりました。後々読み返すといいですね。
自分は緊張しない体質なので終始リラックスして聞きたいことも総て聞くことごできました。
あがってしまうと聞きたいことも聞けないし、アドバイスも忘れてしまうと思うので、あがり症の人は気をつけましょう。
最後に原画見本帳と今週号のジャ○プを頂き終わりました。
やはり友達に見てもらうよりも適切なアドバイスがもらえるので、どんなクソみたいな作品だろうと持ち込むべきですね。
自分も今回の持ち込みで目の前の暗雲がすっかり晴れた気がします。
やはり自分だけでは見えないものがあると思いますので。
次の作品では章を狙っていきたいと思います。 では皆様もがんばって下さい

更新:2015年4月10日