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週刊少年ジャンプ スカウトキャラバン2003 大阪大会

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その他体験談

ロッキーさん 03/11/02

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    週刊少年ジャンプ スカウトキャラバン2003 大阪大会 
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 はじめまして、こちらの掲示板でお世話になっていました者です。、
今回は私も自分の体験をご報告いたします。よろしくお願いいたします。

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 日時 平成15年11月1日(土曜日)9時30分受付開始

 場所 サンケイホール(JR大阪駅から徒歩7分ほど)

 持物 ◎自分の作品◎
     これについてですが、今年2003年大会に限り、完成原稿以外の、
     作品コピーやネーム、自作同人誌なども「OK!」でした。
     次回の大会がどうなるかは、わかりませんので、
     その時は応募要項などを御覧になってお確かめくださいませ。 

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◆◆◆

 当日はジャンプフェスタ・アニメツァーも同時に開催されていました。
そちらは予約が必要でしたが、スカウトキャラバンは当日の受け付けだけで参加できました。
ジャンプフェスタは、圧倒的に小中学生が多く、高校生・大学生らしき人がまれに見当たり、
保護者の大人の方もチラホラ見えました。

 スカウトキャラバンの受付は、3階でしたが、ジャンプフェスタの隣でした。
まず整理券を渡され、「何時何分にまたここに来て下さい」と言われます。
受付開始時間に貰った整理券は、すでに50番台を越していました。
電話で問い合わせた時には「予想参加人数は50人ぐらいでしょうかねぇ…」
と聞いていたのですが…。 (^^;)ゞ 

 そうこうする間にも、ポツポツとマンガ家志望者らしき人が受付に行きます。
だいたい大学生か、それより少し上の方が多いようでした。
たまに高校生ぐらいの方が来られました。
一人でくる方が殆どでした。二人連れやグループは少ないです。
週刊少年ジャンプは、もちろん少年誌ですが、
女性の方も来ています、思ったより多いです。
男女半々ぐらいの割合でしょうか…。

 となりにジャンプフェスタの子供達の行列が並んでいるので、
皆さん、整理券を貰ったら、すぐ、その場を離れるようです。

 ◎もしかしたら、皆さんの中には、このタイミングで、
誰かに話し掛けて、マンガ家志望者同志の友達を探そうと思ってらっしゃるかもしれません。
そのチャンスは、大きく3回ほどありました。
この整理券配布の時と、予約時間の再受付待ち時間、本番終了後の解散後でした。
待合室に入った時ですが、その時に話をしている人はあまりいません。
緊張しながら、目をつぶったりして、作品や質問事項の点検などする人が多いようでした。

◆◆◆

 さて予約時間に受付へ再び出向き、整理券を出すと、
首から下げる「参加証」を渡されます。
それを付けて待合室に案内されます。
隣の人などに聞きますと、同じ時間帯が4、5人いるようです。
記入されていた時刻は、15分きざみのようです。

 呼ばれる時間は、予定時間より少しづつ遅れてずれているようです。
「次の方、どうぞ」
と呼ばれるので、自然に、先に来た順番に部屋を出て行きました。
番号のチェックなどはありませんでした。

 待合室の雰囲気は、静かでした。 
みなさん、本番で何を話すか、…というより何を聞かれるかを、
考えて、硬い表情で待っていました。

◆◆◆◆◆◆

 さて、本番です。
6台ほどの長机が、パーティション(ついたて)で区切られて配置され、
その上に、原画見本帳が山積みにされていました。

 席には週刊少年ジャンプの編集の方が一人、対面する形で座ります。

 まず、最初に軽い挨拶をして、さっそく、作品を渡します。
その間に参加シートに、
「名前・住所・年齢・連絡先(携帯電話など)これから書きたいマンガについて」
を記入します。

 編集さんは、わりと作品を見ていました。
そして、参加シートも見ながら、作品の批評をしてくださいます。
口調は穏やかですが、「なぜ、主人公はこうするの?」など、
作品を読んでわからない事を聞かれました。
編集の方が読んでわからない事は、少年読者はもっとわからないらしいです。
また、自分はこれから、どんなマンガを書きたいのかも聞かれました。

 話の締めくくりには、特製チェックシートに記入して、
渡してくださいました。
項目は6点。
 ①画力 ②ストーリー ③キャラクター ④構成力 ⑤演出力 ⑥オリジナリティー

 話し合い時間は、15分ぐらいだったようです。

 ◎終了後に編集さんは「お疲れ様でした」と、
原画見本帳(Ver3.0)とマンガ原稿用紙を下さいました。
これとチェックシートは参加者全員に下さるようです。

◆◆◆

 終了後にロビーに出ると、足早に帰る人、友達同志で話している人、
ここで生れたグループらしき集団…、人によって行動がわかれました。

 明るそうな顔ぶれの集団に混ざって、話をさせていただきました。
やはり一番輝いた顔の人は、スゴク良い評価をいただいたようです。
見せていただきましたが、とにかく絵がうまい!
その中のみんなが絶賛していました。
お互いに自分の作品を見せ合い、意見交換してみました。
その時の人の意見ですが、
「編集さんの批評は、担当した人によってばらつきがあるようだね。」
っていう事でした。
やはり編集さんも人間ですから、マンガの好みや、
批評の言葉の選び方が違うようです。

 ◎ただ、編集さんはかなり「優しめ」に会話してくださったようです。
私の担当だった方も、ずーと笑顔のまま話していました。
終了後に涙をながして出てくる人は、一人も見当たりませんでした。

◆◆◆

その他>…整理券番号ですが、100番を越していました。
100番よりあとの整理券は白い紙に手書きで書いてありました(笑)。
最後のほうは15時(午後3時)ぐらいが書いてありました。

>…いちおう、受付まで申し込みに来た方を「門前払い」する事は無いようでした。

>…ジャンプの作品が、ゲーム化されたりしていますが、
これはジャンプさんからメーカーさんに向けて、お願いしたりしなくて、
「メーカーさんの方がジャンプにお願いに来るんだよ」
って、言っていました。

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 以上です。

 ==>よろしければ、ご意見・感想などを書き込んで頂ければ、嬉しいです。

更新:2015年4月10日